
全日本ラリー選手権 Rd.1「RALLY三河湾2025」選手レポート公開

■ロッソレーシング 大東建託 GRヤリス
ドライバー 兼松 由奈
開幕戦、応援ありがとうございました!
MCC4位完走、そして今回の目標であったFemale Challenge Awardを獲得することができました。
初の四駆ターボ、そして昨年までと違うタイヤで、慣れてくるまで少し時間がかかってしまいましたが、LEG2ではいいペースで走れたステージもあり安心しました。
LEG1では、三河湾スカイラインでタイヤをパンクさせてしまったり、KIZUNAで砂煙で先が見えずエンストしてしまったり、ミスはいくつもありましたが、大きなトラブルはなくしっかりと走り切ることができました。
LEG2は、苦手なコースと得意なコースが分かれていて課題がよくわかる1日で、苦手なコースの克服と、SS13で焦りによってスタート失敗、シフトミス、ドライビングもギクシャクしてしまったりのメンタル部分も含めて、改善できるように頑張ります。
GRヤリスはハンドルやクラッチの重さ、スピード感など、スイフトよりも体力が必要だということも分かったので、フィジカル面もトレーニングももっとしなくてはと感じました。
周りのライバルは速い選手ばかりですが、男女関係なく上位争いができるように準備をして次戦に備えていきます!
監督としては、初の2台体制をひとまず無事終えることができたことに安心しています。
チームメンバーがスムーズに動いてくれたことが大きいですが、2台ともノントラブルで完走できたことも良かったと思います。
イレギュラーが起きたときの動きやそれぞれの役割など、考えなくてはいけないことも沢山ありますし、今回スムーズにできなかった部分の反省点も多くあります。
良いメンバーが集まってくれたので、チームとしても成長していけるように細かい部分のすり合わせをしっかりして次戦以降挑みたいと思います。
引き続き応援よろしくお願いいたします!

■ロッソレーシング 大東建託 GRヤリス
コ・ドライバー 山下 秀
いよいよ全日本ラリー2025シーズンが開幕しました。スイフトからGRヤリスにステップアップして初戦になります。開幕までの短い準備期間で、チームメンバー、スポンサー様、ファンの方々の力添えで三河湾ラリーのスタートラインに立てたこと、感謝申し上げます。ありがとうございます!
DAY1はサーキットや三河湾スカイラインを使ったSSで、ハイスピードな設定となり、いきなりGRヤリスの速さを体感しました。ノートのリーディングタイミングも昨年までのスイフトと比べ、先読みが必要になり、1本目のセクションでは読み遅れによるロスもありました。2本目では少し修正できた部分もありましたが、実戦と練習量で改善していきたいと思います。
DAY2は林道を使ったSSがメインとなり、2本のSSでクラス2番手タイムをマーク!2日間着実な走りで完走できたことは、大きな収穫となりました。得意な林道、苦手な林道もわかってきたので、ドライバー、メカニックと試行錯誤しながら成長していきたいと思います。まだまだ伸びしろがあるので、レベルアップして1カ月後の次戦唐津に繋げていきます!

■ロッソモデロ WM DL スイフト
ドライバー 藤原 友貴
リザルト クラス4位/OV21位
自身初参加の全日本ラリー選手権、無事完走しました。
■テストday
今年からJN1クラス以外も参加できるようになったテストに参加。
タイヤテストに重点的に取り組み、本番セットを決めることができました。
思い切ったセットアップ変更が大当たりし、自分の得意な走りスタイルに合うセットアップを作ることが直前ながらできました。
また、テストの時間が取れないなか、競技直前の走行ができたことはポジティブな結果でした。
■競技日
SS1.2では競技の雰囲気に圧倒されてしまい、出遅れるものの、SS3のハイスピードな林道ではクラスベストをマーク。午後もクラスベストを連発し、leg1はクラストップ終了しました。
leg2のテクニカルな林道セクションでも午前クラスベストをマークするものの、午後に入り、同クラスの絶対王者の反撃開始。マージンをひっくり返されてしまいました。
そこから雰囲気に飲まれてしまい、再び波に乗ることが出来ず、ペナルティもあり、下位に沈んでしまいました。
全日本はの洗礼を浴びさせれる結果となってしまいました。
ポジティブな面としては、今回のラリーの目標は完走であったため、強豪ひしめくJN4クラスの中でスピードを見せつけれたこと、存在感をアピールできたのは自信に繋がる結果でした。
ですが、課題もしっかり見え、レースウィークを戦い抜けるメンタル・体力面を分析し、1つ1つ次戦に向けてクリアしていきたいと思います。
チームメンバー及び、チームスポンサー各社の皆様応援ありがとうございました!

■ロッソモデロ WM DL スイフト
コ・ドライバー 宮本 大輝
木曜日のテストランからの4日間を通して車を壊すことなく完走できてまずは一安心です。
木曜日のテストランまでに車に乗れる機会が1回のみで、SS内でしっかり遅れずに読むことができるのか最初は少し不安がありました。
ですが、木曜に行われたテストラン走行でだいぶ車に慣れることができましたのでこのテストランの意味は大きかったと思います。
LEG1は午前中2本走った段階ではお互いに緊張がかなりあったのでタイムとしても今ひとつでしたが、SS3の三河湾スカイラインでクラスベストを取れてからお互いの緊張もほぐれていつも通りのパフォーマンスを出せたかなと感じています。LEG1終了時点ではクラストップで折り返すことができましたが、全然油断はできない状況でした。気を引き締めてLEG2に望み午前は順調に進めることができたと思っていましたが、午後からはベテランの選手の猛追により逆転されてしまい、そこからこれを返さないと行けない焦り等が出てしまいました。そのせいかトップとの差はさらに広がってしまいましたのでここで気持ちをしっかり完走に切り替えて最終SSまで終えることができました。
チーム兼松での初戦としていいところも見せることができたラリーではありましたが反省も多くあり、今後に向けての課題と感じています。
最後に、今回関わってくださったメカニック、チーム員の皆様本当にありがとうございました!おかげさまで競技にしっかり集中することができました。大きく感謝いたします。
皆様も新メンバーではありますがたくさんのご声援ありがとうございました!とても力になってうれしかったです!!
